――空と海と祈りが交わる場所へ
日本には、ただ参拝するだけでなく、そこに立つこと自体が祈りになる神社が各地に存在します。
山の頂、海へと続く参道、断崖絶壁の先──。
今回は、自然と信仰が溶け合う「絶景神社」を巡ります。
■ 高屋神社
標高約400mの稲積山山頂に鎮座する高屋神社。
とりわけおすすめなのは、日の出の時間帯です。
澄んだ空気と静寂に包まれた境内で、ゆっくりと夜が明けていく。
鳥居の向こうには、瀬戸内海の多島美と観音寺の街並みが広がり、やがて陽が昇ると、瀬戸内らしい柔らかな青の絶景が姿を現します。
「天空の鳥居」として近年SNSで注目を集めていますが、
ここはもともと、人知れず祈りが重ねられてきた場所でした。
■ 富丘八幡神社
小豆島の高台にある神社。
土庄中学校の横に立つ鳥居をくぐると、要塞のような石段が現れます。
この石段は、アニメ『からかい上手の高木さん』の舞台としても知られ、
登り切った先からは、エンジェルロードや屋島を望む多島美が広がります。
由緒ある境内と、穏やかな瀬戸内の海。
その対比が、訪れる人の心を静かに整えてくれます。
■ 鳴無神社
全国でも非常に珍しい構造を持つ神社。
参道は陸から海へ、まっすぐに伸びています。
横浪三里の奥に佇み、対岸の港から船で参拝することもできるため、
「土佐の宮島」とも呼ばれてきました。
海から上陸するように参拝する──
その体験そのものに、深いロマンが宿っています。
縁結びの神様としても知られ、良縁を願う人が後を絶ちません。
■ 石室神社
伊豆半島最南端、石廊埼灯台の断崖に建つ神社。
強風が吹き荒れる参道の先には、思わず言葉を失う景色があります。
1500年以上の歴史を持つ、志摩国の海上守護神。
白石を船守りとして持ち帰り、倍にして返すという風習が今も語り継がれています。
約1時間の登山の末に辿り着く、山上の社。
境内からは神戸の街並み、瀬戸内海、四国までを望む大パノラマが広がります。

■ 神倉神社
538段の石段を登った先に現れる御神体・ゴトビキ岩。
ここは熊野信仰が始まった地とされ、自然の迫力が圧倒的です。
創建2400年以上、伊豆最古の神社。
境内裏の海岸に立つ鳥居の先には、伊豆諸島へと続く祈りの方角があります。
標高1,356m、駒ヶ岳山頂に鎮座する箱根三社の奥宮。
眼下には芦ノ湖、遠くには相模湾と富士山。
ここは、地上と神域の“境界線”のような場所です。
おわりに
山と海、空と祈り。
日本の神社は、ただ願いを捧げる場所ではなく、自分自身と向き合うための場所でもあります。
もし心に残った神社があれば、
ぜひその景色を、自分の目で確かめてみてください。
──あなたの祈りが、静かに届く場所が、きっとそこにあります。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=2Bz8DALXjYU,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]