2025年12月24日、深夜の静けさが支配する栃木県宇都宮市。筆者は、まさに「終電」を待ちながら、この日が普通の帰路となることを願っていた。しかし、その終電はただの移動手段ではなかった――それは、恐怖の終電だった。乗り遅れれば、もう二度と帰れない、そんな事態に直面するとは夢にも思わなかった。宇都宮駅を出発するのは、22時46分発の山線直通列車。これが最終列車だ。目的地は栃木県の最果て、山中の小さな駅。もしこの列車に乗り遅れたら、翌日まで駅周辺で過ごすしかないという状況だ。その事実に筆者はしっかりと目を背けず、覚悟を決めたものの、その後に待つのは不安と恐怖の連続だった続)
2025/12/30